明治から漆器製造をされている石川漆工房さんの漆器のお直し専門窓口［思い出工房］。
漆器のお直しを始めて20年、そして新たにお誂えも承るということを記念した展示会、相談会の前夜祭のケータリングをさせていただきました。

盛り皿や取り皿も石川漆工房さんの漆器を使わせていただき、それこそ先代が作られた器だったりで
「本当に使ってしまってもいいんですか？」
と聞いたら、
「器なんだから当たり前ですよ。使ってもらうために作ってるんですから。はげたら塗り直したらいいんだしね。」
とさくっと返答いただいちゃいました。日常的に使って、傷がついても直して使って、次の代まで繋ぎたいと思うものが増えるのっていいな。と思えたとても良い夜でした。
ありがとうございます。

■漆器の直しや誂えをお考え、興味のある方は是非↓
【石川漆工房 思い出工房展】
2015年1月23日（金）〜25日（日）
11:00-20:00 ※最終日は17:00まで
@The Terminal KYOTO
京都市下京区新町通仏光寺下る岩戸山町

石川漆工房

告知させていただいた女性専用シェアハウスのオープンハウスへケータリングさせていただきました。

一階にギャラリースペースと、キッチン、団欒スペースがあり、できたてほやほやの共有キッチンスペースを使わせていただきました。
オープンハウスの日も沢山の方が見学に来られ、ご飯と珈琲を大きなテーブル囲んでゆったりされてるのを見てると正月の親戚が集まった家みたいで。
きっとここで住民同士でわいわいご飯作ったり、食べたり、楽しい想像が膨らむ空間。

ご検討の方は早めにどうぞ。
MORIGAMAE APARTMENT

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そして、今回ご一緒させていただいた珈琲豆焙煎の大山崎coffee roastersさん。
片付けをひと通り終わらせた後に淹れてくださった深くて甘みのある一杯。淹れる下さってる時の挽きたての豆がふっくふくに膨らむ情景と香りを思い出すと今でも恋しくなるような一杯でした。
京都大山崎の焙煎所是非行ってみたいなぁ。
大山崎coffee roasters

全米で最も住みやすい街。そして食の楽園として注目を集めているオレゴン州のポートランド。有り難い事に、実際に訪れ体感する機会をいただきました。

まず第一の印象が、敷地としては小さい街なのに、ここは何だろう？と気になる小さなお店が本当にたくさん点在しているところ。金属加工場、陶芸工房、皮製品の加工場、色々なもののパーツ屋。1st.歩いただけで何か大きなものが作れちゃうんじゃないかってワクワクしてしまいました。

そして、飲食店の多さ。私の立ち寄ったどの飲食店も食材はポートランド産のもの。ビールやワインまでもポートランド産のものばかりでした。ダウンタウンから車で20分程で無農薬栽培の農場や、ワイナリー、クラフトビール工場へいくことができるようで、少し離れると豊かな自然に囲まれていることに気付かされました。

ポートランドの食文化の象徴ともなっている、全米最大規模のファーマーズマーケット（ ww.portlandfarmersmarket.org ）とポートランドのランチを支えるフードカート(http://www.foodcartsportland.com/)も豊かな土壌から運ばれてきているんですね。

日本で生活している中で地産地消を考える機会が多いですが、ポートランドでは考える前にその土地で作られたものに手が届き、それを還元していくということが普通になっているという好循環な街のシステムが、住んでいる人の意識の中でできあがっているように感じました。

まずは地元のもの、なければ作ってしまえというポートランドのローカルファースト、クラフトマンシップの精神は、その土地独自の文化やいい土壌を守り継続していっているんだろうなと。ここ京都で食の好循環についてをもう少し考えていければなと思えた貴重な体験でした